おおさか環状自然歩道: 萩谷総合公園~水無瀬駅【ポンポン山】
おおさか環状自然歩道も、能勢から歩き始め、今回が最終回となりました。今日は萩谷総合公園からポンポン山を経由し、水無瀬駅までを歩きます。見どころはもちろん、北摂で大人気の山、『ポンポン山』です!!
※ポンポン山までは東海自然歩道と共通の区間です。
おおさか環状自然歩道: 萩谷総合公園~水無瀬
萩谷総合公園は富田からバスで30分ほど。関大のキャンパスが近いこともあり、バスの本数が結構出ているのがうれしいです! 富田の駅からここまでバスで来るとかなり楽です。
萩谷総合公園からは車道を北に歩き、下萩谷バス停のところから林道横峯線を下り、萩谷総合公園の方へと向かっていきます。萩谷総合公園は女子サッカーリーグやプロ野球の二軍戦が行われたりする大きな公園です。
摂津峡へ
おおさか環状自然歩道(看板では東海自然歩道と書かれています)はサッカーグラウンドと野球場の間を横切って摂津峡へと道が続いていきます。摂津峡までは30分程度で意外とすぐでした。
北摂の紅葉・桜スポットといえば、摂津峡ですね!!芥川上流に広がる渓谷で、『大阪みどりの百選』のうちの1つです。
おおさか環状自然歩道は摂津峡を横切るのではなく、北の部分を少しだけ歩くだけなのですが、時間をとってゆっくり摂津峡を散歩するのもいいかもしれませんね!!三好長慶の芥川山城もこの摂津峡のところにあります。
なお、摂津峡を出てすぐのところに『上の口』という高槻市営バスのバス停がありますが、高槻駅へのバスの本数がかなり多く、駅からも15分ほどしかかからないので、アクセスしやすい場所です。
神峯山寺・本山寺を経て、ポンポン山へ
摂津峡から出るとしばらく車道を歩き、神峯山寺へと向かいます。自然歩道は小さなあぜ道を通っていきます。この辺りは新名神高速道路があるのですが、大阪府の公式マップは10年前に作られたということもあり、新名神高速やその高速へと入っていく新しい道が書かれておらず、地図と異なるところがあるので、少しややこしいです。
20分ぐらい行くと見えてくるのが神峯山寺(かぶさんじ)です。774年に作られた歴史ある寺で、日本で最初に毘沙門天が安置された寺ともされており、本尊となっているのは三体の毘沙門天です。そんなに大きいお寺ではないのですが、境内は非常に美しいです。
神峯山寺、本山寺、そして安岡寺(あんこうじ)を合わせて北摂三山寺として知られるのですが、安岡寺はここから結構離れたところにあります。
さらにそこから舗装された道を30分ほど行けば、本山寺もあります。舗装されているのですが、勾配は結構きつめ。ただ、本山寺は標高は520mのところにあるので、もう結構来ている感じですね!
本山寺の周囲には樹齢が100年を超えていると思われるものが多くあり、植物の種類も豊富だと言われています。
この本山寺のあたりから人が増え始め、舗装された道も山道となり、ポンポン山の登山が始まります。ポンポン山は加茂瀬山というのが本名なのですが、山頂付近がポンポンいうので、ポンポン山として知られています。
北摂では最も有名な山の一つで、登山シーズンに来ると多くの人がいると思います。
そしてポンポン山の頂上です。神峯山寺の麓の鳥居(牛地蔵のところ)からおよそ2時間で到着です。神峯山寺や本山寺でゆっくりお参りしたのが原因でしょうか。普通に歩くと1時間半ぐらいで来られると思います。
頂上はそれほど広くはないのですが、テーブルなどもあり、食事をしている人もありました。山頂で食べるごはんはおいしいでしょうね。
さて、木になるところですが、山頂付近で足踏みしてみると確かにポンポンという音がするような… いやしないよう気もします。うーん、どうなんでしょうね!!
ポンポン山から若山神社へ
山頂からしばらく行くと、東海自然歩道と大阪環状自然歩道の分岐点があります。ちょうど大きな鉄塔が立っているのでわかりやすい場所です。ここは大阪環状自然歩道なので、右へ進みます。進むとすぐに釈迦岳があります。ここが島本町で一番高い山です。ポンポン山は高槻市なんですよね!!
※東海自然歩道はこちら(ページの下部に遷移します)
さて、釈迦岳からは大沢を経由し水無瀬駅にむけてどんどん下っていくのですが、実はこのあたり倒木と山火事でかなりの部分が通行止めです。ちょっと見てみましたが、復旧は厳しいくらい倒れていました。迂回路として林道を行きます。(2020年時点のことですが、現在は通行可能性です。)
また、大沢からは少し一般道をあるいて、大沢キャンプ場から尺代へと向かいます。途中、樹齢800年ともいわれる大沢の杉があるので見逃さないようにしたいですね!!さらに、大沢のあたりには柳谷観音(楊谷寺)もあります。時間があれば立ち寄りたいです。
なお、大沢から尺代に至る道は一部通行止めで、その他影響で乙女の滝へは行くことができません。名前がかっこいいので、行ってみたいのですが、残念。今回は諦めます。
若山神社から水無瀬駅
水無瀬駅も近づいてきて、どんどん住宅地が増えてきました。尺代からは細い山道を通って、若山神社へと抜けていきます。
途中、おおさか環状自然歩道は若山神社を通過しているのですが、若山神社の鎮守の森はツブラジイの巨木が多くあり、『大阪みどりの百選』になっています。また、神社の境内からは桂川と宇治川、木津川が合流して淀川になるところがきれいに見ることができますよ。
この若山神社から坂を下っておよそ30分で水無瀬駅です。
いろいろ立ち寄って居たら、すっかり遅くなってしまいました… ようやく水無瀬駅到着です。途中携帯電話をを落とすハプニングに見舞われ、歩行時間は9時間を超えていますが、普通に歩けば萩谷総合公園から7時間ぐらいで歩けます。
ということで、おおさか環状自然歩道・北摂編もこれで終了です!!次は生駒自然歩道が20kmほど南に行った津田駅付近から始まります。
東海自然歩道
ポンポン山から杉谷
ポンポン山の山頂から東海自然歩道を進む場合、鉄塔の分岐を右に進んでいきます。ここから杉谷(善峯寺)まではずっと下り。道もとても分かりやすいです。おそらくポンポン山に行く人の大半が水無瀬方面ではなく、この善峰方面へ行くようです。
山から下りてくると杉谷。ちょうど善峯寺の1kmほど北のところです。善峯寺へ向かう場合は、車道を歩いていき、そこから向日町駅へ向かうバスに乗ることができます。
なお、善峯寺からのバスは冬季休業なので、冬季はもう1つ先のバス停、小塩まで行く必要があります。その場合は、善峯寺から30分ほどさらに南に行かなければいけません。
コメントを残す