おおさか環状自然歩道 2: 宿野~妙見山
能勢町のおおさか府民牧場から続くおおさか環状自然歩道。今日はその中でも宿野から妙見山までを歩きます。
見どころは歌垣山とそして妙見山の登山。坂も多く、なかなかきびしい道のりです。
おおさか環状自然歩道 2: 宿野~妙見山
暮坂峠を経て、歌垣山へ
能勢電鉄の山下駅からバスに乗り、宿野で降ります。能勢町役場のすぐ近くって感じです。
能勢町は大阪の最北端に位置する美しい町なのですが、電車が通っていないせいか、あまり大阪人には馴染みがない場所ですね。能勢の北は丹波篠山市であることを考えると、かなり北にいます。
バスを降りると府道54号線を歩いて東へと向かいます。
峠を越えると倉垣の集落です。結構田舎な集落で、ここは大阪とは思えないですね。集落内は道がややこしいです。
倉垣の集落には、能勢の地酒として有名な秋鹿酒造や能勢の高灯篭もあります(高灯篭内は拝観できますが、撮影は禁止)。
ちなみに、1キロほど南に行くと、能勢町の地黄。関西身延の真如寺なんかもあります。
歌垣山
倉垣の集落からはJAのある交差点を山の方向にすすみ、歌垣山の登山が始まります。
歌垣山は553mの山で、かなりきつい登りが30分ほど続きます。道は整備されているので、登りやすいです。
さて、歌垣山の山頂に到着です。歌垣山は奈良時代に若い男女が集まり、歌合せ(上の句を詠んで、下の句を別の人が読む)が行われた山です。今でいう合コンみたいなものでしょうか。
山は男峰と女峰からなり、大きな広場があるのが男峰、すこし歩いていくと、展望台があるのが女峰です。おおさか環状自然歩道は両方の山を通過します。それぞれの山で景色が少し違います。
妙見山奥之院
堀越峠からは車道を上り、さらに山道へとなり妙見山奥の院へと向かいます。
この辺りは自転車に乗っている人が多いですね。歌垣山も実は山頂まで続く自転車道があり、バイカーには非常に人気のようです。ここから亀山や園部の方に抜けていくこともできるんですよね。
野間の集落に出てきました。野間の集落内はまた道がかなりややこしいです(迷った場合は茨木能勢線へと出ていくようにすれば大丈夫です)。
なお、この野間には大阪で2番目に大きな木(1番は三島神社の薫蓋楠)があります。残念ながら時間がなかったのですが、時間があれば是非行くことをお勧めします!!
本瀧寺
府道4号線(茨木能勢線)から坂を上がり、脇にある小さな道を歩きます。そしてとうとう本瀧寺。バイク寺として有名で、バイクの安全祈願を行ってくれるお寺です。
この本瀧寺は妙見宗総本山です。能勢妙見と同じく妙見大菩薩を祀るようですが、これから行く能勢妙見とは何も関係がないとありますね。何かややこしい感じですね。
それにしても、かなり大きくて、立派なお寺です。そして何よりかなり不思議な雰囲気があるお寺です!!
妙見山へ
本瀧寺からは、いよいよクライマックスの妙見山です。少し道がわかりにくいのですか、本堂の脇の道を上がっていく感じです。
あまり人がおらず薄暗いのですが、石碑や小さな神社(?)が多くたっており、どこか京都の稲荷山に近い雰囲気を感じます。
妙見山が近づいてきましたね!! 妙見山の山頂付近には大阪では珍しいブナの自然林があります。
ブナは本来1000m級の高い山々にしか生えないのですが、この妙見山のような600m級の山でも自然に生えています。このような自然ブナ林があるのは大阪ではここと和泉葛城山のみなんですよね。
さて、能勢妙見に到着です!!もちろん、本堂で参拝してから帰りましょう!!
本瀧寺よりもまだ大きなお寺で、お店や郵便局(!?)まであったりします。なんか街になっているようですね。
妙見山で少し休憩したら、リフトとケーブルで下山できます(ただし冬季休業)。歩いても1時間か1時間半ぐらいなので、体力に余裕があるなら歩いてもいいのかも!!
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