北陸

ヒスイ海岸【ひすいが見つかる海岸】

富山県と新潟県の県境付近にあるヒスイ海岸。このヒスイ海岸は名前の通り、ヒスイがとれる海岸で、海水浴を楽しむ人もいれば、ヒスイを探しにやってくる人もいます。

ヒスイ海岸

ヒスイ海岸はあいのかぜ富山鉄道に乗り、越中宮崎駅を降りるとすぐの場所にあります。泊駅からバスで来ることもできるので、アクセスとしてはまぁまぁ悪くはないかなって感じです。

海は富山県内で随一の透明度を誇り、夏に海水浴に来る人はそれなりにいるようですが、私たちの訪れた時には泳いでいる人はそんなにいませんでした。暑すぎたからでしょうか。本当にここ最近の夏は海水浴なんかやってられないほど異常に暑くなるんですよね。

さて、ヒスイ海岸ですが、長さは約4kmほどで、宮崎海岸・境海岸というのが正式な名前。海岸から日本海を見てみると、すぐ近くには新潟県との県境があり、日本海の難所として知られる親不知も見えます。

ヒスイ海岸
エメラルドグリーンのとてもきれいな海岸です。
ヒスイ海岸
水質もかなりよさそうです。
ヒスイテラス
ヒスイテラス。涼むところがあって助かります。

海岸を見てみると、実は砂浜ではなく、砂利浜になっているのが何ともユニーク。ただ、石は丸いので、裸足で歩いても痛くはありません。

ヒスイを探す

さて、この海岸がヒスイ海岸と呼ばれるのは海岸でヒスイが見つかるから。海岸でヒスイの原石が見つかるのは、日本ではこの糸魚川の近くにあるごく限られた海岸のみなんですよね。ちなみに、ヒスイは日本の国石にも選ばれています。

糸魚川の上流にあるヒスイ峡からヒスイの原石が流れてきて、この海岸に漂着するようです。そのためか、このヒスイ海岸近くにはヒスイを加工する遺跡が見つかったりもしています。

ヒスイ海岸の砂利
砂利の層が30cmぐらいあります。掘っても掘っても砂利。
ヒスイ海岸の砂利浜
そんな砂利の浜がずーっとむこうまであります。

なお、ヒスイ峡のヒスイは持ち帰ることはできないんですが、この海岸に流れ着いたものに関しては持ち帰り可能。なので、たくさんの人がヒスイを探しにやってきます。

ヒスイというと、いろんな色があるんですが、このヒスイ海岸では白いヒスイがメイン。またヒスイの特徴として、(1) 角ばっている (2) 普通の石より重い (3) 表面がつるつるしている などがあります。

まぁ、こんなに石があるんだから、5つくらいは見つけられるでしょ。虫も見つけるの得意だし…なんて、考えて探してみたものの、これがなかなか見つからない。

座り込んで一生懸命スコップで掘り続けるなんてことをやっている人もいるんですが、あんまり見つけてそうな人はいなかったような…。

ヒスイ海岸の砂利
ありそうでないんだよなぁ

探し始めてみるとなかなか面白い石がたくさんあることに気づきます。というのも、このヒスイ海岸にはヒスイ以外にも火成岩や堆積岩、変成岩や鉱物など他にも様々な石が漂着しているんですよね。

もはやヒスイのことは忘れて、様々なユニークな石を探すほうがおもしろくなってきます。

ヒスイ海岸の石
おまえの名前は火星だ!!
ヒスイ海岸の石
これはいちご石。
ヒスイ海岸の岩
これは恐竜の卵ということにしておこう。
ヒスイ海岸の岩
ヒスイ… ではありませんでした。残念。

さて、炎天下の中、海岸を1時間ほど歩いて探してみたものの、結局ヒスイらしいものは見つかりませんでした。おそらく波が荒い冬や秋がいいんでしょうね。

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