福梅【金沢の和菓子】
北陸最大の都市である金沢。関西からサンダーバードでわずか3時間程度の場所ですが、ユニークな文化がたくさんあります。和菓子もその一つで、金沢の和菓子は京都の和菓子と並んで、とても人気なんですよね。そんな金沢の年末に欠かせない和菓子と言うとやっぱり福梅です。
福梅
福梅は金沢や富山で食べる年末の和菓子。12月頃から1月の半ばごろまで金沢駅の「あんと」はじめ、金沢の百貨店やスーパーマーケットで売られています。年末には欠かせない金沢の和菓子です。
福梅という名前の通り、とっても縁起がいい紅白の梅の形の和菓子。この梅の形は金沢城の藩主、前田家の家紋「剣梅鉢」に由来し、江戸時代から食べられてきました。また、京都の北野天満宮の献茶式で用いられた寒紅梅をヒントに作られたとも言われています。
この福梅はただの最中にも見えますが、外側の皮はパリッとしていて、中のあんは水あめを混ぜているので、少し粘り気のあるあんになっています。あんの上品な甘さはなんとも和菓子らしい感じで、あったかいお茶との相性が最高です。大さは普通の御饅頭ぐらいの大きさです。
よく見てみると、皮には砂糖や白蜜がかかっているのもあるのですが、これは金沢の雪景色を表したもの。
この見た目にこだわるのもなんとも和菓子らしい感じですね。
様々な和菓子屋が福梅を売っているので、どこの福梅を買おうかと迷ってしまいます。あんまり馴染みがないと、全部一緒に見えてどこも同じ味のように感じますが、何個か比較してみると確かに微妙に違いがあるのがわかります。
金沢の福梅。季節のお菓子なので、年末年始に金沢に来たら、是非食べておきたいですね!
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