御上神社【野洲の国宝】
意外なことに、滋賀県には国宝の建造物がたくさんあるんですよね。そんな滋賀県の国宝の中でも、三上山の麓に建つのは御上神社。一見、地元の小さな神社に見えますが、本殿はとても立派です。
御上神社
野洲というと、知らない人はいないんでしょう。というのも、たくさんの新快速の行き先になっていることが多いんですよね。ただ、名前は知っていても、降りたことがあるって人はあんまりいませんよね。とはいえ、東海道も通る大きな町です。
御上神社はその野洲駅から歩いて30分ほど。琵琶湖から流れる野洲川という大きな川沿いにある神社です。
駅から結構遠いのですが、残念ながらバスはありません。神社の向かいに大きな三上山がそびえ、野洲にいる限りはきれいに三上山が見えるので、神社まで迷うことはないと思います。
御上神社は向かいの三上山の山頂に天御影命(天照大御神の孫)が降臨したのが始まりと言われています。三上山をご神体として建てられ、8世紀にはすでに存在していたとされています。
三上山に登ってみるとわかるのですが、確かに巨石が多くある、自然のパワーを感じる山です。
その麓にある御上神社は決して大きな神社ではないのですが、門からしてとても豪華。小さな神社でもこんなに大きな山門があるのはすごいですね。
入るとすぐに本殿と拝殿があります。本殿は約700年前に建てられた非常に古いもので、特に随所にお寺のような建築様式が見られることから、貴重な神社建築として国宝に指定されています。
神道と仏教が混さっているのは、同じ滋賀県の日吉神社を彷彿とさせますね。
ちなみに、本殿の前に建つ拝殿は、もともと本殿をとして使われていたものだったようです。確かに、本殿とよく似た建物になっています。
御上神社の参拝後はせっかく野洲まで来たので、三上山に登ってみたいと思います!
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