治部煮【金沢のソウルフード】
独特な文化を持つ北陸地方の金沢。魅力がとても多く、特に加賀料理として知られる金沢のおもてなし料理は見た目も味も格別です。そんな加賀料理を代表する食べ物と言うと、やっぱり治部煮ですよね!!
治部煮
治部煮とは江戸時代から食べられている金沢の郷土料理。加賀料理の代表として、金沢のソウルフードということができるんでしょうか。金沢で旅館やいい料亭に行くと必ず治部煮が出てきます。
もちろん、家庭でも頻繁に食べます。
江戸時代から食べられているとはいうものの、その起源はよくわかっておらず、秀吉の部下である岡部治部右衛門に由来するという説や、煮ているときの様子が「じぶじぶ」と言っているように見えるからなど様々な説があるようです。
そんな治部煮ですが、鴨肉を使い、金沢特産のすだれ麩やしいたけ、さらに季節の野菜がたくさん入っています。一見、スープのように見えますが、とろみがあるのが大きな特徴です。
味つけは醤油やみりんをベースにした薄味で、和食らしい味がします。最後にわさびをのせて食べるんですが、このわさびをのせるものとてもおもしろいですね。治部煮にとてもあっています。
特に鴨を使うところがユニークですが、鴨は結構高いので、特に家庭料理では鶏肉で代用することも多いみたいですね。また、筑前煮のような一般的な煮物で使われるような具材を使ったりします。
鶏肉でも出汁がしみ込んでいてとてもおいしいです。煮物がおいしいところは、やっぱり何を食べてもおいしい気がします。
金沢に来たら是非食べておきたいですね!!
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