煙樹ヶ浜【近畿最大の松林】
和歌山県中部の最大の町、御坊。この御坊から日本一短い鉄道として知られる紀州鉄道に乗って海まで来ると、風光明媚な煙樹海岸が目前に広がっています。海水浴が出来ないんですが、とてもきれいな海で、散歩には最高の場所です。
煙樹ヶ浜
御坊の駅から紀州鉄道に乗って、終点の西御坊から歩いて20分ほどのところにあるのが煙樹ヶ浜。長いビーチがずーっと続いています。日高川の河口から続き、その長さなんと6km。
このあたりは和歌山県の煙樹海岸自然公園にもなっています。そして、アニメAIRの聖地でもあったりします。
ちなみにこんなビーチなので、夏になると人でかなり混雑するんだろうと思ってしまいますが、実はこの海岸、遊泳禁止。海がとても深くなっていて、水難事故も多発しているんだとか。たしかに、波を見れば、ここの海が穏やかでないことがよくわかります。
ここは波が荒いことでも人気で、台風が来ると波が5mほどになり、わざわざ波を見に来る人もいるんですよね。
そんな煙樹ヶ浜ですが、有名なのが海岸の隣にある大きな松林。広いところでは500mもの幅があり、その長さはなんと5km。海岸にそって松林がずーっとあります。近畿最大の松林であり、江戸時代に植林された歴史ある松林です。
海岸を歩いても良いのですが、海岸は砂浜ではなく、砂利の浜。足が痛くなってくるので、松林の中の遊歩道を歩くのもいいと思います。
ちなみにこの煙樹という名は、松林の間から白波が見えて、まるで木から煙がでているようにみえるからなんだとか。
煙樹ヶ浜も1時間ほど歩くと潮吹岩。この日は波も高くないはずなのに、ここだけかなり波が高く、打ち寄せています。満潮になると時折潮を吹くことがあるようですが、行ったときはちょうど干潮でした。
こんなに波が高いのに、釣りをしている人もいたので慣れているんでしょうか。すごいですね。
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