松江城【国宝のお城】
日本には国宝に指定されているお城が5つありますが、その中でも山陰地方にそびえる城が松江城。現存する天守閣は2015年に国宝に指定され、言葉にできないほどかっこいいお城の1つです。
松江城
松江城は堀尾吉晴が作った城。堀尾吉春は関ケ原の戦いで功をあげ、月山富田城が当てられましたが、後に月山富田城から移ってきました。初代城主になったのは吉晴の孫である忠晴なんですよね。
江戸時代になると松平直正が入城し、明治の廃城令まで10代にわたって、この城を治めます。ただ、今でも堀尾時代の城が現存しています。
大手門はいまでこそ門はないものの、石垣からその大きさがわかります。当時はすごい大きさだったんでしょうね。
山陰と言えば、どこか地味なイメージがありますが、お城はかなりの立派なものだったんでしょうね。
城の中を歩いていると櫓がありますが、櫓は全て復元されたもの。
もともと5つあったのですが、今では太鼓櫓、中櫓、南櫓の3つが2005年に復元されました。
やっぱり江戸時代にできたということもあって、松江城の石垣みかなり立派ですね。打ち込みはぎと野面積の2種類を見ることができます。
大手門から離れているので、行く人はあまりいないのですが、水の手門あたりの石垣は特にかっこいいです。
松江神社を過ぎるとすぐに天守閣です。雪が微妙にのこっていて何とも風情がある感じです。
天守閣
さて天守閣まで来ました。意外とすぐに到着しました。お城自体はかなりの大きさなんですが、お城はそこまで複雑な造りにはなっていないですね。
天守閣は1607年のもの。天守の隣には小さな付櫓がついた複合式天守閣です。千鳥破風が立派で、別名千鳥城と呼ばれています。高さは石垣を含めて、30mもあるんですよね。
他にも漆喰の白と雨覆板の黒のコントラスが素敵ですね。本当にかっこいいお城です。
もちろん中に入ることができます。せっかく来たんだから、入っていきたいですよね!!
現存天守なので、他の城と違ってお城の姿がそのまま残っています。見どころは、地階にある祈祷札(現在はレプリカになっています)や天守内を貫く階段です。
祈祷札は松江城建築の年代を明らかにしたもので、松江城が国宝になるきっかけになりました(祈祷札も国宝)。階段は桐でできた大きな階段で、お城の階段としては非常に珍しいものです。
天守も一番上まで登ると、宍道湖まで見渡すことができます。
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