甲賀流忍術屋敷【現存する忍者屋敷】
忍者の里として知られる伊賀と甲賀ですが、甲賀にはなんと、忍者が実際に住んだとされる家が残されています。忍者が好きな子供はもちろん、大人も完全に忍者のことが学ぶことができます。
甲賀流忍術屋敷
甲賀忍者流屋敷の最寄り駅はJR草津線の甲南駅。草津線には甲賀駅もあるんですが、忍者屋敷の最寄り駅は甲賀駅ではないんですね。
甲南駅から歩いて20分ぐらいすると、甲賀流忍術屋敷です。
この屋敷は一見、普通の古民家に見えますが、実は甲賀を代表する忍者である望月氏の家。望月氏は甲賀の忍者の連合である甲賀流忍者五十三家の筆頭格です。
現在の家は17世紀後半に作られたもので、創建当初の形がそのまま残っています。
甲賀の忍者らは、足利義尚が六角氏と争った鈎の戦いで、山中で様々な奇襲を使い、室町幕府を撃退しました。
特に、甲賀の忍者は薬の行商人などに扮して諸国に散らばり、情報収集をしていたスパイのような存在だったようです。
さて、この甲賀流忍術屋敷では1時間に1回、30分程度ガイドさんによる説明があります。また忍者に関する展示も豊富で、忍者に関して様々なことを学ぶことができます。
実物の手裏剣もありました。映画とかでは手裏剣を武器にしていたりしますが、実際はそうではないんですよね。
忍者ってスパイなので、どうやって逃げきって情報を持って帰るかということが大事なんですね。
さて、この甲賀流忍術屋敷、本当に気づかないところにたくさんんからくりがありますね。何とも不思議な家です。
それほど刺客に狙われたんでしょうか。しかし、考えてみるとこの家ができたのは17世紀。すでに江戸時代の平和な世の中になっていることを考えると、刺客なんてそれほどいなかったのではと思えてしまいます。
もしかしたら何らかの理由で誰かに狙われていたんでしょうか。
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