石清水八幡宮【関西一の八幡宮】
八幡宮は応神天皇や神功皇后といった八幡神をまつる神社です。関西で最も有名な八幡宮というともちろん石清水八幡宮。日本三大八幡宮の1つとして、多くの人が訪れます。
石清水八幡宮
石清水八幡宮まで歩いて登る
石清水八幡宮ですが、男山の頂上付近にあります。京阪の石清水八幡宮駅からケーブルカーで行くこともできるし、歩いて山を上がっていくことも可能。登山ですが、道はそれほど険しくなく、歩いても30分程度で到着します。
石清水八幡宮は昔、小さな坊が山腹に建てられていたと言われますが、明治に神仏分離でことごとくなくなってしまい、今では碑があるのみです。
坂の途中に、石清水井と呼ばれる井戸があります。神社の創建前より、霊泉の石清水が常に湧き出ており、これが石清水八幡宮の名前の由来になったといわれています。
さて、とうとう頂上に到着。
頂上に着くと見えてくるのが、南総門までの長い参道ですです。石灯篭がずらっと並んでおり、さすが関西でも最も有名な神社の1つですね。
石清水八幡宮
石清水八幡宮の歴史ですが、860年に宇佐神宮から八幡神が勧請されたことに始まります。都のあった平城京の裏鬼門の場所に位置し、古くから都を守ってきました。
また、重要な戦争が起きるたびに朝廷から直々に祈願があり、次第に勝運の神として崇敬されていきました。
楼門から回廊が本殿を囲むように伸びており、美しい朱色はなんとも華やかな美しさがありますね。歴史ある神社であることがはっきりとわかる豪華さです。
石清水八幡宮の祭神は応神天皇、神功皇后そして比咩大神。この3柱の神が総称して八幡大神と呼ばれています。
石清水八幡宮は本殿は非常に独特な造りで、前の外殿と後に内殿の2つが相の間を挟んで並べられています。八幡造と呼ばれる独特な造りです。現在のは1634年のもので、徳川家光によって建てられたもの。外からでも屋根ぐらいは若干見えますが、しっかり見ようと思えば、昇殿参拝しないと無理なのかも。
なお、最古の八幡づくりとされており、昔の形を非常によくとどめているため、、2016年には国宝に指定されました。
境内の中でも特に大きな摂社が若宮社と若宮殿社。若宮社は男性用、若宮殿社は女性用と別れています。面白いですね!両方とも重要文化財に指定されています。
せっかく来たので、昇殿参拝もしてみました(11:00~と14:00~のみ)。昇殿参拝すると、本殿にかなり近づくことができます。また本殿以外にも、信長が寄進した黄金の雨どいなど、多くの彫刻なんかも間近で見ることができます。迷ったんですが、行ってみてよかったです。
エジソン
この石清水八幡宮において、最も意外なことといえば、エジソンはここの男山の竹を使って、白熱電球を長く照らすことに成功しました。そのため、境内にはエジソン記念碑が建てられています。
この竹だけは特殊なんでしょうか。八幡宮のパワーを得た特殊な竹なんでしょう。不思議ですね!!
その他
走井餅
石清水八幡宮で欠かせない食べ物が『走井餅』。もともと江戸時代は大津で創業していたのですが、明治時代には石清水のもとへと引っ越してきました。
三条小鍛冶宗近が大津の湧き水である走井で剣を鍛えたことにちなんで、このような刀剣の形をしているんだそうです。
神社でも小さなスタンドで買えますが、麓の鳥居付近にはでは茶店があり、座って食べることもできます。
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