東山コース (2)【京都一周トレイル】
京都一周トレイルは稲荷神社から上桂駅までを結ぶ長距離トレイルです。その東山コースの部分である24.6kmの後半は大文字を登り、そして銀閣寺からは比叡山に登ります。がっつり登山なので食べ物やのみものはしっかり用意していきたいですね!結構大変なコースですが、頑張っていきましょう!!
※京都一周トレイルの全行程の記事はこちら
京都一周トレイル: 東山コース (2)
東山コース: 蹴上駅 – 大文字山
前回の蹴上からの続きです。蹴上駅からは南禅寺の方へと向かいますが、南禅寺の直前で、右折して蹴上インクラインを上がっていきます。南禅寺はかなり大きなお寺なので寄るのは時間的に少し厳しいですが、あの有名な山門だけでも見ていきたいですね。秋の南禅寺はモミジがとてもきれいです。
トレイルはインクラインに沿ってあがていきます。大津から京都まで船が琵琶湖疎水を通っていたのですが、ここだけ傾斜がきついので、船を台車で運んでいました。その台車の線路跡です。春には桜が本当にきれいです。
インクラインを一番上まで来ると橋を渡り、日向大神宮を通り抜けます。ここは京都の伊勢ともよばれる神社で、伊勢神宮のように神明造りの社殿が建っており、内宮と外宮があります。なんかここに来ると伊勢に行きたい気分になります。
東山コース: 大文字山 – 銀閣寺
日向大神宮を過ぎると、気づかないうちに大文字山登山となります。そしていつの間にか、一気に歩いている人が増えます。最近、大文字山はとても人気ですね!京都では愛宕山と並んでとても人気な山です。意外と高くて、466mもあります。
最初は登りがきつくてかなり登りにくいのですが、ある程度行くと傾斜がきつくなくなり、歩きやすくなります。この歩きやすさが人気の秘訣なんでしょう。大文字山は遭難する人も多いと言いますが、少なくとも京都一周トレイルはとてもわかりやすいです。
トレイルはもう少しで頂上というところで下に降りて行ってしまいます。頂上に行くには少しトレイルを逸れなければいけませんが、南禅寺で時間を使いすぎたので、今回はいけませんでした・・・。こうならないようにしっかり計画を組んで、早めにスタートしておきたいですね・・・。ちなみに頂上から、五山送り火の大文字を経由し銀閣寺へと抜けることができ、大文字山に登っている大半の人がこのルートで降ります。
さて、降りると椿で有名な霊鑑寺があり、さらにそこから法然院の前や哲学の道を通って、銀閣寺の方へと向かいます。銀閣寺に寄り道するのもありですね!!なんて言ってたら、時間が無くなってしまいそうですが・・・。
東山コース: 銀閣寺 – ケーブル比叡駅
銀閣寺を出るとそのままバプティスト病院の方へと向かいます。バプテストというとあまり日本人にはなじみがないかもしれませんが、アメリカ南部では最も大きいキリスト教の宗派の1つです。銀閣寺からバプティスト病院までは住宅地で、ルートがすこしややこしいです。トレイルを歩いてもいいですが、携帯で地図を検索し、行きやすい行き方で行ってしまってもいいのかも。
さて、ここからは本格的な登山で、700mの比叡山を一気に上がっていきます。車道も近くにないので、なかなか静かな登山で、歩いている人はほとんどいませんでした。登りが結構きついので、がんばって乗り切りたいですね!!ちなみに、比叡山から京都市内へと降りる叡山ケーブルは冬季は運休中、最終便も早いです。なので、時間に注意しなければいけません。
まず登るのは瓜生山です。地図を見ると道が複雑そうに見えますが、標識が多いのでわかりやすいです。なお、この銀閣寺周辺の山は火山活動により形成された山なので花崗岩が多く、その花崗岩からできた砂は白川砂として、京都の庭園でよく使われています。砂なので、滑りやすい箇所があるので注意です。
途中で、雲母坂(きららざか)と合流します。雲母坂は比叡山への登山道として長く歩かれてきた道です。
銀閣寺から歩いて2時間ほどで、比叡山の電波塔のあたりまで来ました。もうケーブル比叡の駅はすぐそこって感じです。残念ながら曇りなのでよく見えませんでしたが、晴れた日にはここから大阪まで見渡すことができるようです。
ここが頂上かと思ったのですが、違うようですね。頂上はケーブルの比叡山頂から歩いて東塔に向かう道にあります。残念ながらトレイルは比叡山の山頂を通過しません。
そして、到着しました!!東山トレイルの最後の標識、74番です。ちょうどケーブルの駅前にあります。このケーブルの駅前から北山トレイルが始まります。なお、冬季はこのケーブルは動いておらず、ここから2kmほど離れた坂本ケーブルの駅まで歩き、大津市方面へと降りなければいけません。ケーブルは最終の時間も早いので、時間には気を付けてください。
さて、次は北山東部コースを歩いて、鞍馬を目指します!!
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