大阪府

法善寺【水かけ不動尊】

法善寺は難波では最も有名な寺の一つですね! 難波の雑踏の中に、法善寺の周りだけは落ち着いた空気が流れています。

法善寺

法善寺は千日前商店街または戎橋商店街から一本入ったところにあるのですが、かなり小さい筋を入っていくので、見落としてしまう人が多いです。また、道頓堀からも小道(道頓堀今井の横の小道)を通って行くことができるのですが、これはさらに小さいのでかなり見つけにくいです。

ちなみに、大阪の千日前という名前は法善寺が千日念仏を行っていたことに由来しています。

千日前商店街
法善寺の参道
千日前商店街から、こんな感じのところを行きます。
周りには飲食店が多いです。
法善寺!!

法善寺は1637年に創建されました。意外と新しいですね! 残念ながら、1945年の大空襲で寺のほとんどが焼失してしまい、金堂や本堂といった建物は存在しません。

中でも特に水かけ不動は有名で、手前にある柄杓で水をかけるのですが、水をかけられすぎて完全に苔に覆われています。でもそれがまたいいですね!!縁結びや病気の治癒にご利益があるそうですが、縁結びなのは土地柄でしょうか。

なお、この水かけ不動ばかりが有名になっていますが、本尊は実は阿弥陀如来です。

水かけ不動
水かけ不動。いつも誰かお参りしています。
金毘羅堂。
法善寺の水かけ不動
完全に苔に覆われていますね。
お寺には門がないので、いつ来ても参拝可能です。

いろんな人が気軽に立ち寄ってはお参りするっていうのは、なんとも日本らしい光景ですね。水かけ不動にはいつまでもこうやってミナミの町を見守っていてほしいですね!!

法善寺横丁

法善寺から一本北には法善寺横丁と呼ばれる通りが東西に横切っています。もともとは法善寺の境内だったようですが、今では飲食店がひしめく通りになっています。

中には有名な飲食店もあり、夜に来るとまた違った雰囲気を楽しむことができます。

ちなみにどのレストランもかなり新しく見えるのは、ここらあたりで2002年ごろに大火事があり、ほぼすべてが焼けてしまったからです。

法善寺横丁の町並み

なお、法善寺横丁の西側の看板はあの大阪で唯一無二の喜劇役者『藤山寛美』の手書きです。しかしよく見てみると、善の漢字が間違えていますね。

大阪屈指の遊び人と言われた藤山寛美は自身が善の字を書くのは恐れ多いと思ったんでしょうか。

それにしても寛美さんが本拠地にしていた中座もとうとうなくなってしまいました。きっと残念がるでしょうね。

法善寺横丁の入り口

 

法善寺のアクセス情報

住所

大阪府大阪市中央区難波1-2-16

 

行き方

難波駅から徒歩10分。

 

拝観時間

年中無休。門がないのでいつでも参拝できます。

 

拝観料

無料

 

そのほか
 

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