壺阪寺 (南法華寺)【西国三十三観音・眼のお寺】

奈良市内から南に向かうと、吉野の手前に西国観音霊場で有名なお寺、壷阪寺があります。駅からのアクセスはあまりよくないのですが、古くから奈良で愛されてきた有名なお寺の1つでもあります。

壷阪寺 (南法華寺)

一般的に壷阪寺と呼ばれているのですが、正式名称は南法華寺。これに対して、京都の清水寺が北法華寺と呼ばれているんですよね。

そんな壷阪寺ですが、駅前からバスがあって本数もそれなりにあるので、アクセスは悪くないですね(ただし、冬季は本数が少ないです)。

ただ、壺阪駅から高取城を経由して壷阪寺まで登山を楽しむのが一番のお勧めです。

入口の仁王門は1212年のもの。

703年に創立された寺で、弁基上人が愛用の水晶の壺を坂の上の庵に置いて修行していたところ、感得した像を刻んで祀ったと言われています。

清少納言が寺は「壺阪、笠置、法輪」とあげたほど有名なお寺で、広大な伽藍を持つ寺だったのですが、近くに高取城があることからも何度も戦に巻き込まれ、残念ながら伽藍のほとんどは焼失しています。そのほとんどが最近できたものなんですよね。ただ、三重塔は15世紀に作られたもので、国の重要文化財になっています。

入ってみると、広大な境内の至る所に、たくさんの仏像。これは何ともご利益がありそうな感じですね!!

春は大仏の周りの桜がきれいに咲くんですよね。
巨大な涅槃像。奥の観音様は世界最大級の石像。
めがねの観音様も!!

近くにお土産屋さん屋などは見当たらなかったので、観光地化はされていないものの、お寺としては西国三十三箇所の中でもかなり大きい方の分類になると思います。

境内からの景色もきれいで、すばらしいお寺です。

だいぶ山の上まで来ました。
灌頂堂と多宝塔。

ちなみに、壷阪寺は昔から眼病封じの寺としてとても有名なんですよね。

文楽にもなったお里・沢市の物語の壺阪霊験記も、この壺阪寺の霊験を得て目が見えるようになった夫婦のお話です。作られたのは明治時代なので結構最近のものなのですが、人気の名作で、今でも国立文楽劇場で演じられることがあります。

お里・沢市の像。
この谷から落ちたんだろうか。生き残っただけでも奇跡に思えます。
目が悪いので、ちゃんとお参りしておきます。

境内の一番上にまで来ると本堂があるのですが、実は正面の建物は礼堂で奥の八角形の建物が本堂。

壷阪寺の本尊は十一面千手観世音菩薩なんですが、珍しく常時公開で、かなり近くでお姿を見ることができます。

確かに、眼病に霊験があるのだろうと思わせるほど大きな目をしていらっしゃいました。

これは礼堂。この後ろに本堂です。
仏道修行に励んでいるようです。信心ある鬼ですね。
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