成相寺【天橋立の西国観音】

西国観音霊場は最南端といえば紀伊勝浦の青岸渡寺ですが、最北端に位置するのがこの成相寺。日本三景の天橋立のからほど近い位置にあり、境内からは天橋立の絶景を眺めることができます。

成相寺

成相寺は天橋立の傘松公園からバスで上がったところにあり、鼓ヶ岳の中腹あたりに位置しています。もともと修験道の修行の場ということもあり、結構な山の中にあります。西国三十三箇所二十八番の札所でもあり、アクセスはしにくいですが、多くの人が訪れるお寺です。

傘松公園から歩いても30分程度で行くことができるのですが、坂が少しきついのかも。途中の道にはたくさんの桜が植えられていました。四季を通してきれいなお寺なんだと思いますが、冬は雪が結構深いかもしれません。

なお、歩いていくと、立派な山門を通ることができます。

成相寺の山門
成相寺の山門です。天橋立の奥にこんな立派なお寺があるんですよね!!
 

成相寺の始まりは704年。今昔物語には以下のような話が伝わります。

ある日、僧がこの地で修業を行っていたのですが、とてもお腹がへってしまいした。そこで、僧は観音様になんとかその日食べるものを恵んでもらうようお願いしたところ、一匹の鹿が倒れているのを見つけました。僧として肉食は禁じられているのですが、命には代得られないと思い、この鹿を食べてしまいました。

のちに観音像を見てみると、観音像の太ももが削られており、木くずが落ちていました。僧はこれを見て、観音様が動物に身を変えて、身代わりになったと知ったのでした。

一願一言の地蔵さん、どんな願い事もひとつだけ叶えてくれるんだそう。

本堂のすぐ近くにある手水舎はもともと湯舟として使われていたもので、1290年のもの。重要文化財にもなっている歴史のあるものです。さらに、立派な鐘楼は鐘を鋳造しているときに子供が落ちてしまい、鐘を撞くとその子供の泣き声が聞こえるので付かなくなったと言われている「撞かずの鐘」です。古いお寺なので、いろんなエピソードがあっていいですね。

もともと浴槽として使われていたものだそうです。龍がかっこいいなぁ
「撞かずの鐘」の鐘楼。

本堂に祀られているのは、聖観世音菩薩。美人になれる観音として有名です。なお、聖観音像は33年に1回の公開で、次は2038年です。まだまだですね。

成相寺の本堂
本堂は1774年に建てられたものです
1678年に建てられた鎮守社です。 壁に囲まれていますが、雪除けでしょうか。

成相寺には天橋立の絶景が眺められる展望台があります。展望台は五重塔の近くにあり、歩いてすぐです。五重塔は1998年に復元したもの。どっしりしたものというよりかは、すっきりした感じでしょうか。エレガントさがあります。

成相寺の塔です。
成相寺の展望台入口
かわらけ投げもできちゃう展望台です。

展望台は人も少ないのでゆっくり見ることができます。山の中腹で、標高も300m程度あるので、笠松公園よりも高い位置にあり、天橋立をよりゆっくり楽しむことができます。夏の天橋立もきれいですが、やっぱり冬に来たいなぁと思いますね。雪景色の天橋立は本当に綺麗なんでしょうね。

成相寺の展望台からの眺め
阿蘇海がよく見えます!!

成相寺のアクセス情報

住所

京都府宮津市成相寺339 

 

Website

 

 

行き方

傘松公園からバスで15分ほど坂を上がったところにあります(バスは1時間に2本程度)。笠松公園から歩いて30分ほどで着きます。

拝観時間

8:00-16:30

 

入場料

500 円

 

 

そのほか

成相寺へは天橋立三所詣チケット(往復のリフト、往復のバス、片道のフェリー)が便利です。

すぐ近くにある西国観音の松尾寺と一日で行けたらうれしいのですが、公共交通機関の場合は難しいです。