革堂(行願寺)【西国三十三所第19番札所】

西国三十三ヶ所の札所をめぐっていると、どこも行きにくいところばかりのように思えてくるのですが、実はそうとは限りません。いくつかは町の中心部にあったりします。西国十九番の札所である革堂 (行願寺)も京都市の真ん中にあるお寺で、御所の東に位置する小さなお寺です。

革堂 (行願寺)

革堂はその正式な名前を行願寺と言いますが、一般的に革堂というほうが馴染みがありますね。

創建はは平安時代にまで遡ります。平安時代に行円という人物がおり、彼が狩りをしてた時に鹿をしとめました。しかし、その鹿は死ぬ間際に子を産み落とし、行円はその鹿を殺してしまったことを多いに悔やみ、僧になり比叡山で出家しました。

行円はその鹿の革を剥ぐと、革にお千手観音陀羅尼教を書き、その革をいつも身にまとっていたと言われています。その行円こそがこの革堂を開いた人物です。

丸太町から歩いて5分、革堂に着きます。もともとは一条にあったようですが、1815年にこの御所のすぐそばに移ってきました。

入るとすぐに本堂があります。境内は小さいためか、実はこのお寺が西国三十三観音の札所だとほとんどの人が気づいていないようで、素通りしている人も多いです。現在のお堂は1815年のものです。

本尊は行円が作った千手観音です。行円は全ての人の成仏のために仏像を彫りたいと考え、上賀茂神社からとってきたケヤキを使って千手観音を掘り上げたと言われています。普段は見ることができず、毎年1/17と18の初観音の日にのみ公開です。

革堂(行願寺)の本堂
重厚な本堂ですね。
革堂(行願寺)のフジバカマ
境内にはたくさんのフジバカマがありました。
寿老人を祀ります。革堂は都七福神もをおまつりしています。。
七福神。

革堂には幽霊絵馬のエピソードが知られています。『ふみ』という少女はある主人のもとで奉公しており、その主人の子をこの革堂でよく遊ばせていました。しかし、ある時その子供が革堂から聞こえる御詠歌を覚えてしまい、父親の前で言ってしまいます。しかし、父親は異なる宗教を信じていたので、憤って『ふみ』を殺してしまいました。

主人は遺体を隠すも『おふみ』は両親の夢に現れ、ことの次第を告げると、手鏡を革堂に奉納し、自身を供養するよう頼んだそうです。

この幽霊絵馬は8/22~24の幽霊絵馬供養の時に拝観することができます。

 

革堂のアクセス情報

住所

京都府京都市中京区行願寺門前町17

 

行き方

京阪線の三条の次の神宮丸太町駅から鴨川を超えて、西に数分ほど歩き、寺町通を左折。徒歩5分ほど。

または地下鉄東西線の京都市役所駅から寺町通を北上。徒歩10分。道はそれほどややこしくないが、お寺が小さいので見過ごしやすいかも。

 

拝観時間

8:00~17:00

 

拝観料

無料

 

そのほか
 
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