浜寺公園【泉北の公園といえば!!】

南海本線に乗って、なんばから約20分。府立公園である浜寺公園があります。浜寺公園は地元の人に愛された広大な公園で、小さな交通遊園やばら庭園、お花見スポットも多く、親子で訪れるにはとてもおすすめの公園です。

浜寺公園の歴史

大阪には大仙公園や万博公園をはじめ、数多くの公園がありますが、大阪の公園でも浜寺公園ほど「いろいろあった」公園はありません。

元々、この辺りは、高師浜とよばれた場所で、古くは万葉集にも読まれたほど白砂青松で知られた美しい場所でした。13世紀にはこの辺りに大雄寺と呼ばれる大きな寺が建てられ、浜寺と呼ばれるようになりました。

残念ながら、今ではその砂浜も消えてしまい、ボート競技用のコースになっています。

明治時代になると、土地開発のためにそのような美しい松が伐採されようとしていた時、初代文部卿大久保利通が訪れ、ぞの松の美しさに感動して、伐採を禁じたと言われています。

浜寺公園の松
浜寺公園には本当に松が多いです。
惜松碑
惜松碑。「音に聞く…」の詩を詠んだのは大久保利通です。

近代になると、南海電車が浜寺公園にビーチを作り、大阪市内からほど近いことから、東洋一の海水浴場といわれるほどの海水浴場となりました。その一方で、日ロ戦争では捕虜施設が建てられたり、戦後にはアメリカ軍が接収しました。

確かに、通りの両側に高い松がい植えられているのはどこかアメリカらしい雰囲気ともいえると思います。今ではこういった戦争の面影を残すものはほとんど残っておらず、唯一アメリカ製の消火栓が大通りにいくつか残っている程度です。

さらに、公園の向かいは泉北工業地帯として巨大な埋め立て地が作られ、ビーチだった面影もほとんどありません。

ロシア捕虜施設の碑。プーチン大統領のサインがあります。
泉北工業地帯。

浜寺公園

浜寺公園の駅について、まず圧倒されるのがその駅舎。なんと、デザインしたのは、大阪中央公会堂や東京駅などを手掛けた辰野金吾氏です。建てられたのは1907年で、木造としては最古の私鉄駅です(高架工事を行っているので、現在は駅舎は使われておらず、カフェになっています)。

浜寺公園駅。高架になっても取り壊さず、保存するようです。

さて、ということで浜寺公園。浜寺公園駅から歩いてすぐのところにあります。この正門から右手(北)に歩いて数分のところにコンビニがありますが、公園内にコンビニがあるのはそこだけです。

入ってみると、大通りに面して松の木がたくさん。どこかで似たような道を歩いたと思ったのですが、天橋立に似ている気がします。

浜寺公園の入り口
浜寺公園の入り口。左に見えるのは交番。おしゃれな交番です。
浜寺公園の松の木
海が近いからでしょうか、松の木も曲がっているものもいくつかあります。
青空と松ってなんかとってもいいですね!!

浜寺公園は春に来ると桜がとってもきれいです。

公園の南側(高石市側)には小さな交通遊園があり、ゴーカートや子供汽車なんかもありました(別途、料金が必要です)。子連れで来るには本当にいいところなんでしょうね。

浜寺公園の桜
浜寺公園の桜。お花見をしてる人もたくさんいました。
浜寺公園の子供汽車
子供汽車なんかもありました。

浜寺公園の北側(堺市側)にはあの有名な浜寺水練学校もありました。1906年にオープンした歴史ある水泳学校で、オリンピック選手も多数輩出した学校です。

浜寺水練学校。夏以外はやってないのかな?

この漕艇場は公式試合も行われているようです。ここで世界大会が行われる日も来るんでしょうか。

ボートってなかなかハードなスポーツなんだろうなぁ。

ばら庭園

浜寺公園にはちょうど正門のあたりに大きなバラ園があります。300種以上のバラが咲くようで、なかなか無料とは思えないクオリティーです。園内は、ヨーロッパ風の庭園と日本風の庭園のゾーンに構成されており、どちらもとても美しかったです。

浜寺公園のばら園
ばら園。

ちなみに浜寺公園といえば、ここでしか咲かないハマデラソウもあります。北アメリカから持ち込まれた外来種のようですが、今ではみることができるのは日本でもここだけ。ただの草で、特に花が咲くわけでもないのですが、浜寺にだけしかないっていうのもなかなかいいですね。

浜寺公園のアクセス情報

住所

大阪府堺市西区浜寺公園町2丁目

 

ウェブサイト

https://www.osaka-park.or.jp/rinkai/hamadera/main.html

 

行きかた

南海本線浜寺公園駅よりすぐ。または、阪堺電鉄(チン電)浜寺駅前電停から徒歩すぐ。

時間

年中無休です。ただし、交通遊園、公園事務所、ばら庭園は9~5時で、火曜日は休みです。

 

入園料

無料。子供汽車や交通遊園内では一部有料。

 

 

そのほか