成田山不動尊【節分豆まきで有名】

毎年節分になると関西の多くの場所で節分祭が行われます。その中でも大阪で特に有名な節分祭りというと、成田山不動尊の豆まきです。毎年豆まきは芸能人を呼んで派手に行われ、多くの人が厄除けのためにやってきます。

※成田山不動尊に訪れたのは2020年です。

成田山不動尊

大阪ではただ「成田山」と呼ばれることが多いですが、正式名称は成田山不動尊明王院。実は、この寺が建てられたのは1934年とかなり新しいです。歴史はかなりユニークで、当時の関西では続々と私鉄が宅地開発を行っており、大阪と京都を結ぶ京阪電車も宅地開発を行っていたのですが、実はこのあたりだけあまり売れていませんでした。というのも、ここは大阪城から見て鬼門の方向にあり、あまり縁起のいい場所だとは考えられていなかったのです。そこで、京阪電車が厄除けで有名な関東にある成田山新勝寺をここに勧進し、鬼がいないということを証明したのが始まりです。

成田山不動尊は京阪電車の香里園駅から歩いて15分ほど。周りは本当に住宅地って感じですが、そんな中にこんな大きなお寺があるなんて信じられないほどの大きさです。大阪で初詣といえば住吉大社ですが、参拝者数第二位はこの成田山不動尊。北大阪では最も有名なお寺の1つともいえると思います。

成田山不動尊の入り口
成田山不動尊の入り口

門に入る前に隣に目を向けてみると多くの車が前に止まっていますが、実はここは日本で初めて車と人を一緒に祈祷することを始めたところなんです。

成田山新勝寺のお守りをつけた車は大阪でとてもよくみられます。

ここの本尊は成田山新勝寺同様、不動明王です。

成田山新勝寺の本堂
本堂

成田山不動尊は小高い丘の上にあり、境内からは町並みが一望できます。今では寝屋川市もベッドタウンとなり、多くの人が住む町となりました。京阪電車が成田山をここに建てたのはどうやら成功だったようですね。

成田山不動尊からの景色

ちなみにこのお寺の本堂はかなり広く、階段を下りたところには奥の院まであるのですが、境内をいろいろ見てみたいなら節分ではない日に来たほうがいいのかも。

成田山不動尊の豆まき

この成田山不動尊といえば、有名なのは節分豆まき。節分とは立春の前日のことで、新しい春の日が始まる前に難を取り除く追儺式が全国で行われ、多くのところが豆まきをします。京都では吉田神社などが有名ですが、大阪ではやっぱり成田山不動尊です。

ここの節分祭の豆まきは一日で複数回行われ、最も有名なのは多くの芸能人が来るのは10:00開催のもの。朝一番のものはかなり人が来ると思っていきませんでした。行ったのは13:00からのものです。

成田山不動尊での節分豆まき
うーん、ちょっと来るのが遅すぎました。

で、豆まき自体は10分ほどしかやらなかった感じです。まいた豆をもらえるスペースは開催直前にロープで区切られてしまい、行けませんでした。そこに行くためには開始1時間前ぐらいから場所を取らなきゃいけないかも。

寝屋川出身の豪栄道です!

普通豆をまくときには「鬼は外、福は内」なんですが、ここでは「福は内」だけ。そもそももう鬼はここにいないからなんでしょうね。

あの升にはいったいどれだけの豆が入っているんだろう。
錚々たるメンバーだったんですね。午前に来たほうがよかったのかも!

豆まきが終わると、本殿に行くことができます。本殿では厄除けの豆が無料でもらえました!!

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