勝尾寺【西国三十三所第23番札所】

大阪にある西国33か所の23番目のお寺、勝尾寺。勝尾寺はその歴史も古く、北大阪では最も人気のお寺です。勝尾寺の名の通り”勝”に強いお寺で、多くの人が勝利を祈願しにやってきます。また、秋には紅葉、春には桜でがきれいで、北摂の名所として知られています。

勝尾寺

さて、千里中央からバスに乗って勝尾寺。バスはかなり混んでいました。紅葉のシーズンですからね… バスの本数も少ないので、かなりアクセスしにくいお寺です。

勝尾寺の歴史はかなり古く、伝承によると、創立は727年。藤原致房の子である2人の兄弟善仲と善算がここに草庵を結んだのが始まりで、8世紀後半になると、光仁天皇の子がここで出家し、正式に寺となり、弥勒寺と呼ばれました。

古寺としての信頼は深く、清和天皇の病気を祈祷で平癒させることにも成功。王の力にも勝ったことから、勝王寺という名前を賜い、これが現在の勝尾寺の由来です。勝という時からもわかる通り、この寺は勝利を祈願するために訪れる人が多く、勝利祈願の達磨があちこちにあります。

1603年、豊臣秀頼の寄進で再建されました。

勝尾寺に入ると見えてくるのが、このきれいな橋です。橋の下からは霧が出てくるようになっており、何とも幻想的です。

そして、霧と紅葉のコントラストが本当に美しいですね!!日本らしい美しい風景です。

境内はかなり広くて、拝観するのにとても時間がかかります。人は結構いるんですが、境内が広いのであまり混んでいる感じはしませんでした。

なんともきれいだなぁ
霧がまたなんとも幻想的です。
紅葉もとてもきれいです。
多宝塔も紅葉でとってもきれいです。

ちなみに勝尾寺に入るとだるま、だるま、だるま!!まさに、だるままみれです。

達磨(だるま)大使という実際にいた僧をもとに作られていて、達磨大使はインドの僧で、禅を広めた人物です。彼は9年もの間ずっと禅を組み、そのために手足が腐っておち、ちょうど達磨のような丸になってしまったと信じられてます。実際の人をモチーフとしているんですね。

そして、そのだるまが倒れては起きるという『おきあがりこぼし』と外見が似ていたことから同一視され、何度倒れても起き上がってくるということ、つまり勝利と結びついて考えられるようになったようです。

だるまの朱色は鳥居と同じ意味で、魔よけの朱色です。
だるまは朱だけかと思えば、いろんな色があるんですね!!
鎮守堂。近づいてみると…
だるまさんがびっくり!!

寺の順路にそって歩くと、小高い山の上にある本堂につきます。とても大きな本堂です。勝尾寺の本尊は十一面観音菩です。基本は秘仏なんですが、毎月18日に来たら見ることができるようです。

勝尾寺では本堂前のお土産屋で達磨のおみくじが500円で売っていました!!本堂の隣にあるのが二階堂です。浄土宗の開祖、法然がここで数年を過ごしたと言われています。

とても新しく見えますが。1603年のものです。
二階堂
本堂の周りにもたるまさんがたくさん。

勝尾寺のアクセス情報

住所

大阪府箕面市粟生間谷2914-1

 

行き方

勝尾寺はアクセスするのがかなり不便です。阪急千里線の終点北千里または地下鉄御堂筋線(北大阪急行)の千里中央からバスに乗り、そこから45分ぐらいです。このバスは特に平日は昼間に2時間に1本(休日は1時間に1本)のみで、バスに乗る場合はじっくり時間を見てからの行った方がいいです。

 

箕面の滝も近いのですが、箕面に行く場合、勝尾寺から千里中央・北千里方面行のバスに乗り、粟生団地で下車すると、そこから箕面駅前行のバスに乗ることができます。

拝観時間

8:00~17:00

 

拝観料

400円

 

そのほか

 

 

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