平等院テンプル【ハワイに平等院!?】
ハワイは今ではハネムーンとして多くの日本人が訪れていますね!!しかし、歴史に目を向けてみると、今年は最初の移民がハワイに移住してから150年。日本とハワイの関係はかなり長く、ハワイがアメリカになるずいぶん前から交流がありました。そして、日本人はハワイに多くの文化をもたらし、実は神社やお寺さえあったりします。平等院テンプルもその1つで、1968年に移民100年記念した建てられたもので、コオラウ山脈を背後に本物そっくりの平等院が建てられています。
平等院
しかし、なんでまた東照宮でもなく八幡宮でもなく、平等院なのだろう?って思いませんか。平等院の平等とは本来「仏の教えが平等である」という意味ですが、平等という精神は日本人移民がハワイで勝ち得るのに苦労したからんです。移民をして直後、そして第二次世界停戦の時を含め、日系移民は差別をはじめ、多大な苦労を強いられました。だから平等院なんですね。
さて、平等院といえばお茶なのですが、ここにはお茶屋は全くありません。少なくとも周囲に宇治感はまったくないですが、背後に大きな山脈が広がる本当にきれいなところです!!



お堂の横にある金は自由につけます。平等院の鐘がつけるのはうれしいですね!!宇治の平等院の鐘は国宝で、本物は博物館に大事にしまわれています。でも、この平等院テンプルの鐘はその宇治の平等院の鐘をかなり正確に再現しています。

本堂
通常こういった真似て作ったものは、かなり適当であったり変なところが多かったりすると思ってません?実際はここの平等院はかなり完成度が高く、本物そっくりです。細部に対するこだわりがあるようですね。映画やドラマの撮影にも使われたことがあるようです。後ろにそびえるコオラウ山脈との対比が本当にきれいです。周囲を池に囲まれているのも、まさに宇治の平等院の浄土式庭園のようですね!

本堂は宇治のと比べると若干小さく、さらにハワイのはコンクリーと製のようですね。木造だと湿気でダメになってしまうんでしょうか。宇治ではこの本堂に入ろうと思うと、1時間程度待たなければいけないので、このようにすっとは入れてしまうことに不思議さすら感じます。なお、細部ににまで目を配ると、しっかりと細かなところまで再現されているのがよくわかります。


さて、靴を脱いで中に入ると、内部には約3mの阿弥陀如来がいます。この阿弥陀如来も平等院のよりかは少し小さいのですが、光背や立派な天蓋もあり、見とれてしまうほどの美しさです。それほど人がいないところなので、じっくり味わうことができますよ!!

平等院テンプルのアクセス情報
住所 |
47-200 Kahekili Hwy, Kanaohe, HI
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行き方 |
ワイキキエリアから 65系統のバスに乗り、およそ1時間。Valley of the Temples内にあります。
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拝観時間 |
8AM-4PM (日曜日は休みです)
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拝観料 |
$5.00
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そのほか |
オアフ島内には名所を回るツアーが多く存在するので、それらに参加して立ち寄るほうがいいかも。
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